20260216 令和七年度 普通講習会&人権同和研修会

寄稿者
富岡 慈英 Tomioka Jiei

令和7年12月 伝宗伝戒道場
不断光院 副住職

 三州教区鹿児島組の不断光院の富岡慈英と申します。私は令和7年12月に伝宗伝戒道場を成満し、浄土宗の僧侶となりました。まだまだ至らぬ点も多々ございますが、精進してまいりたいと思います。

 この度、三州教区の普通講習会並びに人権同和研修会に参加いたしました。最初に人権同和研修会ということで、『犯罪被害者に寄せられる差別と偏見~僧侶にできること』について福田至誓上人よりお話しいただきました。

福田上人ははじめにこの問題について、「答えが見つからずモヤモヤして帰ることになるかもしれません。」とおっしゃっていました。

その意味を考えつつ福田上人のお話を聴いていくと、犯罪被害に遭われた方と、私たち僧侶を含めた直接犯罪被害に関わっていない者との間に大きな気持ちの隔たりが生じていることがわかり、はっとさせられる内容でした。

続いてグループディスカッションが行われました。私のグループの議題は、犯罪被害に遭われた遺族の方に僧侶として通夜で一言声をかけるとしたらなんと声をかけるかというものでした。

グループ内で話し合いが行われたものの、声をかけるのは難しいのではないかという結論が出ました。そして他のグループの結論も同じように、「待つ」「見守る」といったものでした。

しかし、こうした姿勢が僧侶にとって大切であると福田上人はおっしゃいました。このように答えのない問題であるからこそ福田上人ははじめにあのようにおっしゃったのだと、自分のこととして考えることで気づくことができました。

グループワーク

 次に大本山善導寺の歴史と現状について、大西文生上人と光岡素生上人よりお話しいただきました。善導寺には浄土宗二祖である聖光上人が建立されてからの長い歴史があります。その長い歴史の中で多くの方々が善導寺を支え守ってこられたおかげで、現在までその存在を維持してきたということに深く感銘を受けるとともに、九州の僧侶として善導寺のために何ができるかを微力ながら考えていきたいと思いました。

 今回初めて参加した普通講習会を通して、多くの学びや気づきを得ることができました。僧侶として歩み始めたばかりではありますが、今後も多くのことを学び、励んでまいりたいと思います。

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